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脚本・編集 そんちゃん

  CAST
ヒカル(開くもの) cv.そんちゃん
リヴェリウス
バロス
cv.プリン侯爵
cv.ジュニ
大司教ブルメイル cv.かっつん
女神カレン cv.ウズ
傷ついたドラゴン
のドラゴン
cv.絹の魔法使い
cv.ねむい
国王 cv.???



ヒカル:(フリアボロス、アッカスとの激闘から数日が過ぎていた。

     手元にあるのは1枚の紙。
     フリアボロスとの戦いの少し前に廃屋で見つけた古い本。
     古代文字で書かれているらしく読めずにいたのだけど、
     アルパネスの歴史家レボルスンさんが解読してくれた。

     まだ途中らしく、本自体は預けたままにして来た。
     そして手元にあるのは途中まで解読された物。

 ……………

クルジニアの期、呪われしものは数多の国々に災いをもたらし、人々に禍々しい災厄として恐れられた。
しかし、天より来たる軍神リヴェリウスは度々これを打ち倒し、我らに安寧を与えた。
アルゼの神々、とりわけリヴェリウスは我らの希望であった。

ミスカルケスの期、呪われしものの災厄が収まると、人々は大地を奪い合い、互いに殺しあった。
失望した神々は我らから恵みを奪い、貧困がより大きな貧困を、争いがより大きな争いを起こした。
我らは再び絶望した。

ミスカルケスの期が終る頃、アフラシア大陸のほぼ全土を治める大国ができた。
長い戦争に疲弊していた人々はこれを受け入れた。
神々は人々に再び恵みを与えるかどうかを見極めるため、神の住む神域から特使を送り出した。
それはクルジニアの期、人々の希望であった軍神リヴェリウスだった。

リヴェリウスを歓待するため、その大国は国中から様々な富と美姫を集めた。
そしてその中に、アルカディアがいたのだ。

アルカディアは北方の辺境国のうら若い姫君であった。
彼女は16歳にして、才気と、気品と、類稀なる美貌を兼ね備えていた。

しかし愁うべくは、戦争当時わずか3日で国を失った彼女は、それらの形容のすべてに冷たさを伴っていたことである。

リヴェリウスはこの美姫に心を奪われた。

ベツレヘムの期、後の女帝アルカディアの邁進が始まった……
辺境の国の王女であったアルカディアは、軍神の力を得て国々を蹂躙し、征服した。
むろん、その先頭に常にリヴェリウスの姿があったことは言うまでもない。

彼女の故郷を奪った大国の指導者は文字通り八つ裂きにされた。
戦争を終結させた彼の大国は、わずか1月で灰燼に帰したのだ。

アルカディアが彼女の名前を冠した帝国を築き上げたとき、しばらくの間リヴェリウスはその姿を消した。
しかしその平穏も束の間であった。

再び人々の前に姿を現したリヴェリウスは、もはや神とは言えぬ禍々しい姿となっていた。
それはまさに、クルジニアの期にリヴェリウス自身が敵としていた呪われしものの姿のようであった。

リヴェリウスは魔術を、そして秘法の数々を我らにもたらした。
これは恵みではない。あるじが飼い犬に与える餌と同じだ。
我々はリヴェリウスの与える不思議な術を研鑽し、させられ、狂った軍神の尖兵として……神へ抗った……

……あの禍々しい門を使って……

……………

ヒカル:うーん…

    (書いた人もわからないこの古文書は、『古代記アルターキンス』という物らしい。
     そう、氷の城でハンクが言っていた物だ。
     読めば読むほどわからなくなる…

     真実はどこにあるの?
     だけど、きっと前に進まないと何も見えてこない。
     ブルメイル司祭は怪しいけど…)
     
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ヒカル:(わたしは、体の傷を癒しながらバロス島にあるという『六曜の塔』への入り方を探した。

     そんな時、イールにいるオムホックという男の人が漁に出ているときに
     古い鏡を拾ったという話を聞く。
     その鏡を見せてもらうと、何か魔力がこもっているような気がした。

     オムホックさんに知り合いのコックさんから貰ったちらし寿司を渡すと
     喜んでその鏡をくれた。

     鏡を持って、アステリアのブルメイル司祭の元へと行く。)

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■アステリア神殿


ブルメイル:ルガーレの水鏡……
       なるほど、確かにそれがあればあの塔へ入ることができるかもしれんな。
       よかろう、試してみたまえ。

       禁に解し神子御仰せる軍神の将ここにあらんと欲す


ヒカル:(ブルメイル司祭の杖が掲げられたと同時にわたしは別の場所に立っていた。)

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■バロス島


ヒカル:ここがバロス島…

    (周りは海に囲まれ、石造りの床が所々浸水している。
     そして、『六曜の塔』と思われる塔がその中心にあった。
     慎重に塔に近づいていく。

     するとルガーレの水鏡が輝き、塔の中へと吸い込まれた。)

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■六曜の搭 1階


ヒカル:(塔の中も海水で床が水浸しだった。
     そして、目の前には緑色の大きなドラゴンがいた。

     慌てて弓を構えたわたしの目に、ドラゴンはとても弱々しく見えた。
     警戒しながら近づいてみると、
     ドラゴンは体中傷だらけで立ち上がることも無理なようだった。)

傷ついたドラゴン:……何者か……

ヒカル:あ、わたしは…

傷ついたドラゴン:……いや、今はもう何者でもよい………
           人間よ………私に手を貸してくれぬか……


ヒカル:はい、わたしで出来ることなら…
    (ドラゴンはわたしの目をじっと見た。その目は全てを見透かせそうなほど澄んでいる。)

傷ついたドラゴン:いい目をしている……

           …汝を信じよう、冒険者よ…どうかこの塔の奥、
           『月の拝殿』におられるカレン様の力になってほしい。
           今のカレン様にはバロスの力は抑えきれまい……
           少しでもあの方の力になる存在が必要なのだ……


ヒカル:(ドラゴンの体が光り、小さな緑色の結晶が現れた。)
     これは…

傷ついたドラゴン:これより我が魂を貴殿に預けよう…
           カレン様を頼む…


ヒカル:わかりました。

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ヒカル:(傷ついたドラゴンを残し、塔を昇る。
     するとイスカリオテのような緑色の鎧が行く手を阻んでいた。

     何なく倒していけるものの、各階ごとくらいに出てくる。

     最上階に差し掛かかると、またドラゴンがいた。
     最初にあったドラゴンとは違うみたいだけど、こちらもかなり傷ついて苦しそうにしている。)

瀕死のドラゴン:ここは人間などが足を踏み入れる場所ではない。
          怪我をする前に早々に立ち去れ。


ヒカル:あの…

瀕死のドラゴン:……その石は……

ヒカル:(ドラゴンはわたしの手にあるドラゴンの魂を見て呟いた。)

瀕死のドラゴン:……そうか、わが兄弟が認めた者か……

ヒカル:(そして、さっきのドラゴンと同じ澄んだ目でわたしの目を見る。)

瀕死のドラゴン:……よかろう、行くが良い……

ヒカル:(ドラゴンは最後の力を振り絞り、わたしを『月の拝殿』へと導いた。)

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■月の拝殿


ヒカル:(目を開けると、フリアボロスやアッカスがいた部屋と似た石造りの部屋に立っていた。
     そして目の前には黒髪に灰色の肌をした男が…)

     あなたがバロスね!

バロス:そのとおりだ…待っておったぞ、開くものよ。

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■戦闘開始


バロス:破壊こそ未来を導く唯一の手立て。
    貴様のその力、我に捧げてその価値を示すがよい!


ヒカル:(バロスもやはり影を4体召還する。
     すかさずエデン、ホルス、わたしの攻撃が影を倒し、バロスにも一撃を加えた。)

バロス:くっ

ヒカル:(よろめいたバロスに追い討ちを掛ける。
     これまでの戦いでわたしたちが強くなったのかバロスはあっけなく倒れた。)

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■バロスゲート


ヒカル:(奥の部屋には巨大な扉があった。
     そして門の側にはブルメイル司祭と、女の人が倒れている。
     多分入り口にいたドラゴンが言っていた人だろう。)

ブルメイル:さあ!開くものよ!今こそその力でゲートを開放するのだ!

ヒカル:は、はい。
    (言われるがまま扉の前に立ち、手をかざし、念じた。)

<ゴゴゴゴ>

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■バロスゲート開放後


ヒカル:(扉がゆっくりと開いていく…)

    え?

    (扉が徐々に開いていくのと同時に禍々しい魔力が流れ出す。
     そしてそこに立っていたのは見た目はフリアボロス達に似ているけど、
銀髪で…魔力が段違いの魔物…)



ブルメイル:おお!!ついにやったぞ!我らが盟主!破壊の神の復活である!!
       今こそこの世界の軛を解き放ち新たなる秩序をもたらしたまえ!


ヒカル:破壊の神!?どういうこと…

リヴェリウス:……我はリヴェリウス……

        ……全ての存在に仇なす神、リヴェリウス……


ヒカル:リ、リヴェリウス!?
    (一瞬で恐怖が心を凍らせる。)

リヴェリウス:……この世の全てを深淵に沈めよう……

        ……アルカディアの望む完全なる静寂を……

        ……完全なる静寂を、すべての者にあたえよう……


ヒカル:わたしは何て事を…

    (わたしの脳裏にファンブルグや今まで出会った人達の顔が浮かぶ…)

    …落ち込んでる場合じゃない!
    わたしがやるしかないわ!
    エデン、ホルスいくわよ!!

    (みんなを守りたい…!)    

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■戦闘開始


ヒカル:(覚悟を決め、弓を構える。
     ざわざわと全身の血が沸き立つのを感じる。)

リヴェリウス:久方ぶりだな、開くものよ。再会を光栄に思う

ヒカル:久しぶり?何を言っているの?

リヴェリウス:開くものよ、今宵4000年前の雪辱を晴らそう

ヒカル:(リヴェリウスの合図で、フリアボロス、アッカス、バロスが現れた。)

    あ、あなたたちは!?

    (3人は不適な笑みを浮かべている。)

    …いいわ。今度こそ逃がさない!



    (まずはバロスに攻撃をしかける。
     呪術を唱えようとするバロスの一瞬の隙をついて
     攻撃が炸裂した。
     そのままバロスは崩れ落ち、粉々になった。

     続いてアッカスへと狙いを定める。
     次々と放たれる爆炎を弓で蹴散らし、
     エデンの一撃がアッカスへ命中する。
     アッカスは灰となって消えていった。

     フリアボロスへと向きを変える。
     氷の刃がわたし達を襲う。
     紙一重で交わしながら狙いを定め、矢を放つ。
     矢は一直線にフリアボロスを捕らえ、ホルスの魔法がとどめを刺す。
     フリアボロスは光の中へと消えていった。)

    さあ…あとはあなただけよ!リヴェリウス!!

    (リヴェリウスに矢を放つ。同時にエデンとホルスの攻撃も炸裂する。)

リヴェリウス:どうした…リーユンがいなければ所詮その程度か

ヒカル:くぅ…!
    (次々とリヴェリウスから放たれる魔法。
     必死で耐えながら反撃する。)

    さすがに…強いわね。

    (どれくらい時間が経ったのだろう…息が切れそうになりながらも戦いは続く。
     しかし、長引けば長引くほど勝機は薄くなっていく気がした。

     エデンの一撃がリヴェリウスを仰け反らせた。)

    これで…終わらせる!

    (残った全ての力を込めて矢を放った。
     矢は深々とリヴェリウスの胸に突き刺さった。)

リヴェリウス:…理解できぬ…人でもなく、神でもないお前は、なぜここまで歴史に干渉するのだ…

ヒカル:(リヴェリウスは消え、わたし達はその場にへたり込んだ。)

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■戦闘終了後


ブルメイル:…な、なんということだ…


ヒカル:ブル…メイ…ル…
    (もう、立ち上がる気力もない。
    駆け寄ってきたブルメイルを睨みつけるのがやっとだ。)

ブルメイル:…勇者リーユンですらラグナロクを必要とした破壊神を打ち倒すとは…
       ……完全に私の誤算だ……
       国王に召喚の間を開放させ開くものをこの手にしたというのに…


ヒカル:国王までも騙していたの…?

ブルメイル:…貴様にはわかるまい……人の進歩には神域の力が必要なのだ…
       …たとえそれが……破壊をもたらす神の力であってもだ…




ヒカル:ブルメイル!!
    (移動呪文を唱えて消えていくブルメイルに飛び掛ろうとしたが、体が動かなかった。)


女神カレン:…開くものよ、よくぞ参られました…

ヒカル:(顔を上げると開かれた扉の前にさっき倒れていた女性が立っていた。)

女神カレン:…私は時の女神カレン…
       …こうしてお話するのは何度目でしょうね…


ヒカル:え…?

女神カレン:リヴェリウスは沈黙の世界で再び眠りにつきました…

       ……しかし開くものよ……
       覚えてはおられないでしょうがあなたの本当の戦いはこれから始まるのです…


ヒカル:どういうことですか? 

女神カレン:この世界は4000年の周期で幾度も同じ歴史を繰り返し
       幾度も同じ過ちと同じ悲しみを繰り返してきました…
       ……寸分も違わずに……


ヒカル:なんですって!?

女神カレン:…あなたとするこの会話ももう何千回と繰り返されているのですよ…

ヒカル:そんなことって…

女神カレン:…閉じたこの世界には文字通り「未来」が無いのです…
       …希望どころか絶望さえ許されない悲しい世界…
       地上に住まう人間も
       私たち神とよばれる神域のものでさえこの螺旋から逃れることはできません


ヒカル:…。

女神カレン:そしてその真実を覚えているのは三人の時の女神の中で『未来』を司る私だけなのです
 
       あなたはこの先神話の時代とこの時代を振幅しながら歴史を作り上げていくことでしょう…
 
       …あなたが誰によって…
       何のために生み出された存在なのかそれは私にもわかりません…
 
       …あなたは神域にも地上にも属さぬ特別な存在なのです…


ヒカル:特別な…存在…

女神カレン:…開くものよあなたが本当に開くべきはこのような扉などではありません…
 
       …限りなく閉じたこの螺旋世界…
 
       …この呪われた連鎖をいつかあなたが打ち砕くことを願い私はいつもあなたをこう呼ぶのです…
 
       ……『運命を開くもの』と……


ヒカル:運命を…開く…

女神カレン:……時がきたようです……
       …開くものよいつの日か必ずこの世界のさだめを断ち切り未来を繋げてください…
       …また4000年前にお会いしましょう…


ヒカル:(体が光に包まれ、気がつくとそこはリセリア城の召還の間だった。)

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■謁見の間


ヒカル:(国王に報告をしようと兵士に声をかけるとすぐに謁見を許された。)

国王:先ほどアステリアのブルメイル総大司祭がここへ参った。

ヒカル:ブルメイル司祭が?

国王:クロスゲートは開かれ、最大の危機は去ったとのことだ。
   まさか伝説の破壊神をアステリアが倒したとは思えないが、
   いずれにせよ国難を避けられたというのであれば幸いである。
   ヒカルの武勇があればこそだとも言っておったぞ。
   そなたを召喚したのは間違いではなかったようだ。


ヒカル:…。

国王:しかし、いまだ魔族の力は衰えを見せておらず今後も警戒を怠るつもりはない。
   これからは兵団の再編成と、魔族によって荒廃した地域の復興に全力を注ぐつもりである。
   ご苦労であった。

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ヒカル:(謁見の間を出て、中庭に差し掛かった時、ブルメイルを見つけた。)
    ブルメイル!

ブルメイル:聞け、開くものよ。 我らアステリアは失われた過去の遺産を復活させ、
       人類をはるか高みの世界へと誘うのが役割と認識し、いままでやってきた。
       そしてその思いは今もかわらん。
       そのためには、かつて人類に叡智を与えた本人であるリヴェリウスの再生が必要だったのだ。
       しかし、再び倒されたリヴェリウスを復活させるのは容易なことではない……


ヒカル:まだ…そんなことを!
 
ブルメイル:今後、4000年前のように再び神域の干渉があるかもしれん。
       そして彼らは、遠い未来の争いを防ぐために
       我々人類から知恵の実を取り上げてしまうことだろう。
       しかし我々は戦い続ける。
       たとえ神を敵に回しても、そこに未来があるのであれば勝ち取らねばならんのだ……


ヒカル:(ブルメイルはそのまま去っていった。

     ブルメイルのしたことは正しくはないことかもしれない。
     けれど完全な悪だとも思えない。
     もしかしたらブルメイルは螺旋世界の秘密も、
     それ以上のことも何か知っているのかもしれない。
     その結果がリヴェリウスの復活だったのなら…)

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ヒカル:(数日後、魔物騒動のために途絶えがちだったエルヴァニア国とスー国との国交を復旧させるために、
     イールから定期便を出すことが決まった。
     体の傷が癒えたわたし達は、その初出航を見物に来ていた。)

    うわー。人がいっぱいいるー
    船に乗る人よりも、わたし達みたいな見物人の方が多そうね〜。

    (大きな船はゆっくりと海の上を走り出す。
     水面がきらきら輝き美しい。
     海の向こうにはどんな世界が広がっているんだろう。
     そう思いながらわたしは、いつまでもいつまでも海を眺めていた。)

    エデーン!ホルスー!
    そろそろ帰ろう!

    (すっかり人気がなくなり、静かになった港でカモメと遊んでいるエデンに声をかける。
     ホルスは、どこからか飛んできて肩にとまった。

     結局また振り出しに戻ってしまった。
     元の世界へ帰る方法を探すための冒険はまだまだ続きそうだ。
     そしてまた困難に立ち止まり、進めなくなる日が来るかもしれない。
     だけど、わたしにはこの世界でかけがえのない仲間が出来た。
     大丈夫、どんな道を進もうとも一人じゃないんだから。)




〜編集後記〜

リヴェリウスは、パワーアップキット以前の最終ボスです。
なので、最終回チックに作ってみましたw
でも、ドラマはまだ終わりませんよ!?
何度も言うようですが、全13話ですからね♪
まぁ・・・第1期完結!といったところでしょうか。

リヴェクエはとにかくボス戦の連続で大変なクエストでした。
だからこそ最終という言葉が合うのかもしれませんねw



〜クエストのお話〜

さて、リヴェリウスのクエストはわたしは3回か4回くらいしか行っていないと思います。
最初に連れて行かれたときは、もうパニック寸前で・・・というか超パニックで
ここでもまた泣いてしまいました・・・w
友達は、帰りたい!を連呼するわたしをなだめながらクリアしてくれました。
今思うと迷惑でしかなかったと思うのに感謝感謝です。

バロス島へ渡るためにいるルガーレの水鏡(みかがみ)は、
イールにいる漁師オムホックに
10000G・魔族のクリスタル・ちらし寿司・戦闘して勝つのどれかで入手できます。
装備破壊をしてくるのでやっかいです。
なので、わたしは魔族のクリスタルを渡していました。
これはボスがたまにドロップする物で装備の材料とかになりました。

え?調理師のくせにちらし寿司じゃないのかって?
ちらし寿司はめんどうなのであまり作らなかったんですよ・・・w
R9の料理なんですけど、重箱ばっかり作っていたので!


さて、このクエスト。
六曜の塔に入る前のバロス島が重要です(ぁ
Lv50中ごろからのレベル上げに最適の場所でした。

ドラマの第2話に出てきた牛鬼と外見がそっくりのミノタウロスという青牛と
チェーン付斧を持ったクリムゾンブルという赤牛さんが出てくるんですけど、
経験値が鬼のようにうまーです。
さくさくレベルが上がって楽しいところでした。

スキル牛という各自スキルを使った稼ぎもあったんですけど、
基本は連携牛といってその名のとおり連携で倒していきます。
なので、お弁当も使わないので料理はもっぱら回復の人への貢物でした。

ちなみにうちのクレは殴りクレでしたので、こういう場所でないと活躍が出来ないという
哀れな子でもありました。
まぁ、終盤になってランクアップや新スキル追加で使える子にはなりましたがw


さて、牛の誘惑を振り払い先に進みます。
このクエストをやるならもうここでは経験値もおいしくなくなっていますがw

六曜の塔に入るとドラゴンからエルダードラゴンの魂というものを貰います。
全員貰えるのですが、PT内で一人だけ装備して中ボスに話します。
もちろんそのまま戦闘突入なのですが、この魂をいかに守るかがこのクエストの鍵となってきます。
PT内で1個でも残っていれば先に進むことが出来ます。
耐久度があまりないので、戦闘中は護衛と魔法反射をして乗り切ります。

一応、中ボスを紹介すると、
緑色の鎧、1体目から
ヴァンデミエール・ブリュメール・フリメール・ニヴォース・
茶色の鎧に変わって
ブリュヴィオーズ・フロレアール
見た目が鎧から悪魔に変わって
ブレリアール・メシドール・テルミドール
と9匹もいたみたいです。
なんかゴキブリみたい次々と・・・。

で、その先に待つのがバロス。
フリア、アッカスと似たような感じですが、ここまでくるのにPTのレベルも高いですし、
さらにバロスはあまり直接攻撃をしてこないので苦戦はしません。
もちろん、油断をしていいわけではありませんけどね。

バロスが終わったと思って安心していると、ブルメイルに乗せられて扉を開けてしまいます。
開けないという選択肢はありません。
クエストですから;

そして邪神リヴェリウスの復活です。
最悪です。
超強いです。
今までの影の変わりにフリアボロス、アッカス、バロスを従えて来ます。
反則です・・・。
ボス4体とかありえないです( ̄▽ ̄;)

さらにそれぞれ倒す順番によってスイッチが入るようで、
PTのメンバーによって順番を変えないといけないっぽいです。
わたしは、半泣きになりながら指示されたとおりにやってただけですけどね・・・!

とにかくめちゃくちゃ長い戦闘だったことは覚えています。
身も心も、キャラのMPも枯れていました(´・ω・`)

その後、国王から殊勲(しゅくん)の指輪という物を貰えるのですが、
ここで国王に「お家に帰して!」と言っても当然無視されます(´・ω・`)


さて、クロスゲートの世界では本編とパワーアップキット1までは、
アルゼ12神というものが信仰されています。

12神は、アルゼス、ディオメア、ファニティス、エメウス、オルニス、フレアト、イオスキア、
ファルカト、ミリオティス、
時をつかさどる女神として、7話で出てきたフィニア、8話のエレノア、そして今回のカレンといます。
クロゲのch名は1chがアルゼス、2chがディオメア、3chがファニティスと
神様の名前がそれぞれついていて7chのイオスキアまでありました。
そしてこのアルゼ12神は前回のドラマでハンクも言っていましたが
元はアルゼ13神と呼ばれ、その13番目の神がリヴェリウスだったそうです。

実際のゲーム内では3女神とリヴェリウスしか出てきません。
主神アルゼスでさえ出てこないんですよね。

リヴェリウスは呪われし者のようになってしまったらしいので外見は昔とは違うと思うんですけど、
女神達の外見を見ると他の神様も人型なのは変わらないのかもしれません。


今回のドラマの冒頭部分で、古代記アルターキンスというものをヒカルが読んでいます。
これは、クロスゲート〜ルビ編〜でプロローグとして使っていた物なのですが、
フリアクエの途中で手に入るんですよね〜。

これって途中までしか解読できていないんですが、続きが出てきませんでした。
続きはどんな事が書かれているんでしょうね。
もしかしたらそこにリヴェリウスがアルゼ神にはむかった理由が書かれているのかもしれません。
気になります。