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脚本・編集 そんちゃん

  CAST
ヒカル(開くもの) cv.そんちゃん
大司教ブルメイル cv.かっつん
アッカス cv.まめ鋼
女神エレノア cv.うめりんご



  
『ブルメイル:ヒカルよ、アステリアへ来るがいい。この世界を救えるのはそなただけだ。』

ヒカル:なんか納得いかないけど…
    行くしかないよね。

    (わたしは再びアステリア神殿へと向かった。)

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■アステリア神殿

ブルメイル:来たか、開くものよ。

ヒカル:(通された部屋にはタウンゲートがひとつだけあった。)

ブルメイル:惜しくもフリアボロスのクロスゲートは閉ざされてしまった。
       残る二つが永久封印されてしまえば、神域への扉は永久に開かれることはなくなるのだ。


       
その前にヒカルには次なるクロスゲートを目指し、開放してもらいたい。

ヒカル:はい…

ブルメイル:この部屋にあるタウンゲートを使えば、ソルキア大陸の滅びた村までいける。
       彼の村に次なるクロスゲートの手がかりが残されているはずだ。


ヒカル:わかりました。

ブルメイル:これは『風鳴りの杖』という。
       この杖は失われた過去の契約を蘇らせることができるのだ。


ヒカル:(そう言って、1本の杖を渡された。)

ブルメイル:その杖を持つものには古代の導きが与えられる。
       さあ、早急に旅立つのだ!
       頼むぞ、タウンゲートから滅びの村へ参り、
       残るクロスゲートを解きはなつのだ。


ヒカル:…行って来ます。

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■滅びた村


ヒカル:(ゲートをくぐると今までの寒さとは正反対のぎらぎらとした太陽が照りつける。
     初めて過去に行き、リーユンたちと会ったソルキア砂漠の滅びた村に立っていた。
     あの時は夜しか行けないと聞いていたけど、これもブルメイル司祭の力という事なのだろうか。)

    このままブルメイル司祭の言う通りにしていていいのかしら…

    (どうしても女神フィニアの言葉が頭から離れない。)

    クロスゲートは邪神リヴェリウスを倒すために神様の手助けを得るための門でしょ?
    それなのに、呪われた門ってどういうことだろう…

    (ふと見ると、少し離れた所に石版があった。近づいて読んでみる。)

    『オアシスより南西へ進め アッカスを望んで杖を振り 次なる契約の言葉を捧げよ
    「開け海道、軍神の御名にかけて」 その時、道は開かれん』

    南西…
    ここで考えても仕方ないか…
    とにかく進んで自分の目で確かめよう!

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ヒカル:あつい…
    ソルキアに来るってわかってたら砂漠の用意してくるんだったのにー!

    そりゃさ、寒さ対策で重ね着をしてたから、薄手の服もあったけどさ…
    なかったら下着で歩かないとだったんじゃ…

    あーもう!
    こっちの都合も考えて行き先を言ってほしいわ!

    (ぶつぶつ文句を言いながら何時間も歩いて、やっとそれらしき場所を見つけた。
     それらしきといってもただの海岸なんだけど…なんとなく他の場所とは風が違う気がする。)

    え〜っと…
    開け海道、軍神の御名にかけて

    (風鳴りの杖が共鳴し、風がざわついて潮がどんどん引いていく。そして目の前に砂浜が現れた。)

    すごい…
    ここを進んで行けってことね。

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ヒカル:(砂浜の先には高い塔がそびえ立っていた。)

    これ…昇るんだよね…

    (どこまでも高い塔を見上げながらため息が出る。
     でも、行くしかない!)

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■凪無しの尖塔


ヒカル:(塔に1歩足を踏み入れると、中はひんやりとしていた。)

    奥の方からすごい魔力を感じる…
    フリアボロスに似た魔力…

    (塔の中は魔物の巣窟になっていた。
     次々と倒しながら先へ進む。

     そしてかなり進んだ時、フリアボロスの時と同じような石造りの部屋に出た。)

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■アッカスゲート


ヒカル:(そこにはフリアボロスに似た姿をした男が背を向けて立っていた。
     ただ、こちらはグレーの肌に赤い髪をしている。
     そして、その男の向こうから女性の声がする。)

アッカス:…エレノアよ、其処をどけ……

エレノア:…ここは退きません、のろわれしもの、アッカスよ…
     あなたを抑えることができなくなった今、クロスゲートだけは…

アッカス:…!?……ククク…開くものか……

ヒカル:!
    (アッカスはわたしの気配に気付き振り返った。)

エレノア:いけない!早く逃げるのです、開くものよ!!

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■戦闘開始


アッカス:……未だ足りぬ力は開くもの、貴様の命で埋めるとしよう……


ヒカル:(アッカスはフリアボロスと同じく影を4体召還する。)

    あなたの思い通りにはさせないわ!

アッカス:開くものよ…我が一部と成りてその価値を示すがよい!

ヒカル:(フリアボロスの時と同じように影から倒していく。)

アッカス:身のほど知らずの虫けらが…炎に焦がれて死ね

ヒカル:(アッカスの爆炎がわたし達を襲う。)

アッカス:ほほう…良く燃えるものだな、開くものというのは…クククッ

ヒカル:(一旦壁近くまで飛ばされそうになるが、すぐに体勢を立て直しアッカスに攻撃を仕掛ける。)

アッカス:いいぞ…それでこそ開くものだ…いつかその魂を吸い取る時が楽しみだ……

ヒカル:(アッカスはそのまま消えてしまった。)

    また消えた…?

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■戦闘終了後


ヒカル:(戦いを終え、扉を見るとエレノアと呼ばれていた女性は女神フィニアと同じように
     扉と同化していた。)



女神エレノア:…私は時の女神エレノア………………
        ……開くものよ、………あなたはこの争いの果てに……何を見ますか…

        …真実を…見分けるのです……


ヒカル:真実…

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■アステリア神殿


ヒカル:(再びアステリアに戻り、ブルメイル司祭に報告をする。)

ブルメイル:最後のクロスゲート、その場所が明らかになった。
       フレイアの南にあるバロス島だ。だが問題が残っている……。

       この島へ渡るための跳躍詠唱を復活させることには成功したのだが、
       そこにある『六曜の塔』は強力な魔力に満ちた水に没しており
       普通には入ることができない。
       現在手を尽くして手がかりを探しているところだ。君も何か掴んだら知らせてほしい。


ヒカル:(最後のクロスゲート…
     それを封印されてしまえば
     神の助けを求められずに、邪神リヴェリウスが復活し世界が終わる
     と、ブルメイル司祭は言う。
     わたし達に残された最後の希望であるバロス島のゲート。
     もう、失敗は許されない。

     だけどやっぱり腑に落ちない。
     ブルメイル司祭の言うことだけを信じていいんだろうか。
     2人の女神と探偵ハンク…誰の言葉が真実なのだろう…)




〜編集後記〜

全13話の中でもっとも短いドラマです(苦笑
エデンやホルスと遊ばせたりもしたかったのですが、話的にあまりほのぼのさせられない状況だったのでこんな結果に(´・ω・`)

アッカスのシナリオは、セリフ量もやたらと少ないんですよね;
アッカスのセリフを増やそうともしましたが、それもわたしの力量では難しく・・・
結局短いお話になってしまいました(´・ω・`)

『開け海道、軍神の御名にかけて』
は、大好きなんですけどね(〃∇〃)