CAST
そんちゃん
まめ鋼

ハロ

うめりんご

パフェ

IN
A
弧鈴




<ザックザックザックザック・・・>

そんちゃん:ふぅ・・・・このペースで開拓していけば・・・ウフフフフ♪

<ガキンッ!!>

そんちゃん:ん?なにこれ?水晶?

<ポワ〜ン>

そんちゃん:きれ〜い♪ なんだろ? 

<ポワ〜ン>

そんちゃん: ・・・うん・・・わかったよ・・・・

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■海の上

   
パフェ:うわぁ〜っと♪ あは♪揺れる揺れる♪

うめりんご:ちょっとハロさ〜ん、もっと安全運転でオール漕いでよ〜

    
ハロ:ぜぇぜぇ・・・・・そもそもぜぇぜぇ・・・七人乗ってるのにぜぇぜぇ・・・
       何でオール持ってんの俺だけなんだよ;


    
INA:この中で力仕事が適しているのハロさんだけだからじゃない?

    
ハロ:INAさん戦斧闘士だよね!
       背中にものっ凄いでかい斧担いでるよね!!


    
INA:いやっほらっ; ・・・おニュ〜のフリルに、海水かかるの嫌だし

    
ハロ:くっ、 じゃっ、じゃぁまめさん!オール手伝って!

  
まめ鋼:ごめん。
       俺さ・・・・立ったまま、手を上に伸ばしても・・・・・
       甲板の縁(へり)にさえ届かないんだ・・・・・



    
ハロ:こっ・・・こっちこそなんかごめん;。

       ・・・う〜ん。
       そんちゃんとパフェ仔は見るからに力仕事向いてなさそうだし。


  
パフェ:無っ理で〜す♪

そんちゃん:うめりん。コレも飲んでみて♪

うめりんご:これって・・・・シードル?

そんちゃん:そそ、りんごで作ったお酒♪イール産で高かったんだから♪

うめりんご:ほんとに〜?ついでついで♪

    
ハロ:駄目だ。うめりんはもう出来上がってるし。(ーωー;)

  
弧鈴:ハロさん、俺てつ・・・だ・・・ウップ

    
ハロ:ちょっと待って!弧鈴さん外で吐いて外で!!

  
弧鈴:ハァ、ハァ、だい・・・・じょう・・・・ごめん、そうでもない

    
ハロ:わかったよ!一人で漕ぎゃ良いんだろ一人で漕ぎゃ!おらぁ!!

まめ鋼・そんちゃん・うめりんご・INA:うわぁっ♪

   
パフェ: うわっは〜い♪

  
弧鈴:ちょっ、揺らさないで!うっぷっ

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ハロ:緑で丸いアレ舐めんなよオラァ!!

   
パフェ:ハロさ〜ん揺らし過ぎだってば〜♪

 
  弧鈴:ごめん、もう駄目、うぷぷ$&)I<‘*。;〜|¥¥

    
ハロ:うわぁ!ビニールッ ビニールッ!!

   
  INA:あああああああ!!!レースの部分にかかったああああああ!!!

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まめ鋼:それにしてもそんちゃん、
       まさか無人島にリゾート施設を建設してみんなを招待するだなんて
       やっぱ『おれんじキッチン☆』の社長はやることが違うね!


うめりんご:だよね〜、改めて誘ってくれてありがと〜♪

そんちゃん:いいんだよ、気にしないで。
       みんなでわいわい楽しくやりたいから建てたわけだし。
       本当はもっとコルチェのメンバーたくさん招待したかったくらいだよ!


うめりんご:ねぇそんちゃん、どんな施設があるの?


    
INA:あっそれ俺も聞きたい

そんちゃん:白い砂浜で泳ぎ放題、私の手料理食べ放題、
       宿泊施設は・・・ムフフッ♪入ってからのお楽しみ♪。

       ・・・まだ、島に着くまで時間かかりそうだし、私ね、
       レクリエーションにぴったりの物持ってきたんだ〜ほらっ


  
 パフェ:え〜っと、筒に見えるけれど・・・スクロールかな?

そんちゃん:あたりっ!
       まだ実装されていない呪術のスクロールらしいんだけれど、
       試供品としてチェルトのお店からたくさんもらったの。

   
  INA:呪術?もしかしてそれを使って遊ぶとか?

そんちゃん:実はお酒こぼしちゃって、プリントがにじんで、
       スクロールの中身どれがどれだかわからなくなっちゃったんだ。


  
まめ鋼:まさか・・・・(ーωー;)
 
うめりんご:お互いにぶつけ合って・・・効果を確かめる・・・遊び?

そんちゃん:みんな勘がいいね〜♪
       古今東西で間違えた人にぶつけて遊ぼうよ♪
       ロシアンルーレットみたいで楽しいよ〜♪


    
ハロ:みんな、そんちゃんももしかして、物凄く酔ってない?

   
パフェ:でもコレ楽しそうだよ。呪術の中に危険なもの自体そうないし

    
ハロ:まぁいざとなったらパフェ仔が状態異常回復してくれるよね

   
パフェ:そそっ♪ みんな輪になっていってみよう♪弧鈴ちゃん、大丈夫?

 
  弧鈴:ハァ、ハァ・・・色々あって、もう大丈夫、あ゛〜〜大分すっきりした


そんちゃん:じゃぁ私から時計回りね、最初は・・・水着の種類!ハイレグ!

うめりんご:古っ! 

そんちゃん:ほらっ、うめりん次!

うめりんご:タンクトップビギニ!


  
弧鈴:チュッ、チューブトップ!

    
ハロ:ティーバック!

   
  INA:オーフロント! 

       ・・・・・あ゛

そんちゃん:このド変態!!

   
  INA:ちょっ、ぐはっ!!

  
まめ鋼:オーフロントって下着だろwww

   
パフェ:この変態には一体どんな効果が・・・・

   
  INA:・・・・・体が・・・・暑い、・・・・・そうだ、脱ごう

  
弧鈴:あのぅ・・・・ちょっと、INAさん?ってちょっと、ストップ、ストッ〜プ!

   
  INA:駄目だ!弧鈴さん!離してくれ!服なんて着てらんない!!

うめりんご:なるほど・・、身に着けているものをひたすら脱ぎたくなる呪いか

   
パフェ:女性陣じゃなくてよかったね〜

そんちゃん:今回ばかりはオーフロント男に感謝

うめりんご:それにしても、予想はしてたけどINAさんの肌白いね〜


   
パフェ:うん、あれ見てると少し自信無くしちゃいそう・・・

  
まめ鋼:まったりしてないで止めんの手伝ってくれよ!


   
  INA:ん〜!!ん〜!!

   
 ハロ:よしっ、手足を縛ってこのままのろいが解けるのを待とう。

うめりんご:ねぇ・・・・さるぐつわする意味ってあんの?


  
弧鈴:舌噛まれたら困るからね、ほらっ続き続き!

   
パフェ:私からかじゃぁね、お題はFLY系の種族モンスター!  ヒヨコ!

  
まめ鋼:ヘビーバット!

そんちゃん:インプ

うめりんご:スパイブ


  
弧鈴:オラシオン!

    
ハロ:スパいぶううってっちょっと待て!オラシオンは亜人じゃなかったか?


そんちゃん:喰らええええええ!!

  
弧鈴:そんな、あいつ浮いてんじゃ・・・ぐはっ!!

  
まめ鋼:今度は何だろ?とりあえずもう男の裸は嫌だな・・・

   
パフェ:弧鈴ちゃん、体調に変化とかない?

  
弧鈴:・・・・・ほぐ・・・・・

 INA以外:まさか;

  
弧鈴:ほぐ!ほぐほぐほぐほぐ! ほぐっ! ほぐっ!

うめりんご:間違いないね・・・

そんちゃん:うん、このスクロール・・・“ほぐ”としか喋れなくなる呪いだ

  
弧鈴:ほぐ〜〜い!ほぐ〜〜い!ほぐ〜〜い!

    
ハロ:うるさ〜〜い!

うめりんご:これじゃぁ古今東西できそうにないね


  
まめ鋼:うん、のろいが解けるまでINAさんに続いて弧鈴ちゃんも待機だね

  
弧鈴:ほぐぅ〜〜〜(ーωー;)


   
パフェ:あっ!そんちゃん見て見て!あの島じゃない?

そんちゃん:ほんとだ!熱中しすぎて気付かなかったけどもう1キロもないね。

       次で最後にしよっか。順番誰からだっけ?


   
パフェ:ハロかな?自分の番が来てから指摘してたし

    
ハロ:だね、よぉ〜〜〜〜〜し!!

       起動戦士ガン●ムに登場する。緑で丸いものの種類!!
       ハロ!!

そんちゃん:一個しかないだろおおおおお!!

    
ハロ:ちょっ、冗談だったnぐふっ!

そんちゃん:ごめん、ちょっとだけイラッとしちゃって思わず;

うめりんご:最後はどんなんだろ・・・


  
 パフェ:キャラが立ってると良いね〜^^

   
 ハロ:くっ、他人事だと思って・・・・・・あ〜〜〜・・・・・

そんちゃん:きたっ!

    
ハロ:妻と子に・・・・愛していると伝えてくれ・・・・・よっと

    
INA:ん゛ん゛〜〜〜〜!!!


   
パフェ:はっハロとINAさんが落ちたあああああ!!

  
まめ鋼:身投げしたくなる呪いか・・・恐ろしいのが混じっているな

うめりんご:二人とも手をっ!・・・て、駄目だ、届かない!おまめも手伝って!


  
まめ鋼:いやっ、だから俺、立ったまま手を伸ばしても甲板のヘリにさえ届かないんだってば;

 
  弧鈴:ほぐりゃ〜!!

そんちゃん:弧鈴さんストップ!潮の流れが速すぎる!飛び込んだら合流できなくなっちゃう!

  
 パフェ:ねぇ皆、まずいよ・・・・・・オール持ってるの・・・ハロだよ

うめりんご:じゃぁ・・・私達も・・・・漂流する可能性が?

そんちゃん:手だああああああああ!!五人がかりで手で漕げええええ!!

  
 パフェ:だああああああああ!!

うめりんご:流されるううううううううう!!

  
弧鈴:ほぐりゃあああああああああ!!


  
まめ鋼:・・・・だから、・・・・海面まで手ぇ届かねぇっつうの

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■無人島

そんちゃん:はぁ、はぁ・・・・着いた〜

うめりんご:腕・・・腕上がんない・・・


   弧鈴:はぁ・・・はぁ・・・・・

   
パフェ:ちょっと弧鈴ちゃん!今ヒールするね!!

  
まめ鋼:皆お疲れ〜   

   
パフェ:鋼には後でメテオストライクするね

うめりんご:そんちゃん、この島なの?

そんちゃん:うん、よかった〜ここまで来ればひとまず安泰だ

   
パフェ:体力回復したらあの二人を探しにっ・・・て・・・ん?

    
ハロ:おぉ〜い!

    
INA:こっちこっち〜

  
まめ鋼:あそこだ! ほら、向こうの浅瀬!

うめりんご:みどりまるにオーフロント男!無事だったんだね!

そんちゃん:うめりん・・・・・結構引っ張るね

    
ハロ:まったく完全に置いていかれたと思ったよ〜

    
INA:縄抜けだけでそもそも今日の体力のほぼ全てを使った気がする;

  
 パフェ:INAさんそんな器用な真似できたんだ

    
INA:斧が重くって海底まで沈んじゃったんだけれど
       背負っていた斧を海底の岩にこすり付けて縄を何とか切ったんだ。
       斧とハロさん担いだまま浮かぶの大変だったけどね、
       ひとえにゴスロリファッションのおかげかな。


    
ハロ:えっ;ファッション関係ないよね(ーωー;)? っていうか服着てよ

  
まめ鋼:二人ともさ、呪いってもう解けたの?

    
ハロ:えっ、あああ、うん、海に入ったせいかな。すぐ解けたよ!

  
   INA:こっ、個人差もあるんじゃないかな?

うめりんご:ふぅ〜ん?

   弧鈴:ほぐ?

そんちゃん:ほらっ、全員そろったことだし、先にホテル入ろうよ!
       ここから歩いてすぐだからさ!


   
パフェ:そうだ!忘れてたよ!まず部屋に付いたらシャワー浴びたい!

  
まめ鋼:どんな豪勢なところなのかまだ聞いてないからね。

    
ハロ:俺達も海水漬けになったからとりあえず体洗いたいね〜

そんちゃん:でしょでしょ?ほら、五分も歩けばすぐだから。いこいこ!

    全員:は〜い

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そんちゃん:とうちゃ〜く!

  
 パフェ:おっきぃ〜い♪

うめりんご:建物は立派だけど・・・何か変じゃない?

  
まめ鋼:正面玄関が無いからじゃないかな?そもそも入り口が見当たらないんだけれど

そんちゃん:入り口はこの青いキューブに触るんだよ

   
パフェ:ん・・・・なんかダンジョンみたいだね

そんちゃん:ほらっ皆気にしないで行った行った 

  
まめ鋼:ちょ、ちょっと  

うめりんご:そんちゃんそんなに強く押さないでよ


そんちゃん:んふふふふふふ♪四名様ごあんな〜い♪

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■海底洞窟 下層

    
ハロ:INAさん、INAさん!

  
   INA:うう、 ハロさん・・・・ここは?

    
ハロ:わからない。海流に流されながら気を失って、気が付いたら此処に

    
INA:海水の侵食で島に出来た洞窟に流されてきたわけだ

    ハロ:そうらしい、ひとまず出来ることなら浜辺までたどり着きたいけれど

   
  INA:海面がっ、完全に洞窟の入り口を覆ってる・・・・

    ハロ:そう、INAさんの気が付くまで一度潜ってみたんだけれど、
       正直とても無呼吸で外に出られる距離じゃないんだ。

  
   INA:このまま潮が引いてくれると助かるんだけれど・・・・・あぁ

    ハロ:天井に・・・・フジツボ付いてる

    
INA:駄目だ、此処でじっとしても海面が天井に達する。

       皆にメール打って位置を知らせようと思ったんだけれど
       水にぬれてて完全にもう壊れてるし、前に進むしかないね。


    ハロ:洞窟の奥に進んで外に出られる保証も無いけど、
       ここにいても溺れ死ぬのが目に見えてるしな。

       そのためにもまず・・・・・・INAさん、何か服着ようか

    
INA:あれ?何で何も着ていないんだ俺?

    ハロ:本能的に背負った斧を海底やら岩に押し付けて縄を切ったんだろうけど、
       全裸に斧担いでいる男と正直並んで歩きたく無いんでね;

    
INA:新しい衣装衣装・・・・っと
       磯臭さが付くのがちょっと気が引けるけどまずこのピンクのワンピを・・・・
       あぁ、ハロさん、薄暗くてストッキングの色が見えないんだけれど明かりか何かある?


    ハロ:その会話・・・・・今しなきゃ駄目か?


<カサカサ>

    
ハロ:ん?今のINAさんの衣擦れの音?

    
INA:いやっ、違う、ハロさんが今背を向けている、洞窟の奥から聞こえた

    ハロ:そりゃこんなところならモンスターの一匹や二匹いてもおかしくないよな〜;

   
  INA:進行方向にいるようじゃ逃げようが無いんだ、倒しながら進むしかないよ。

       あっ、ハロさん、背中のファスナーしめてくれる?


    ハロ:俺、もう泣きそう、・・・・違う意味で;

   
  INA:よし!準備万端!ハロさん行こう!

    ハロ:うん


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■ダンジョン???

  
まめ鋼:イタタタタ・・・・

  
 パフェ:全員無事?

うめりんご:いるよ〜

    
INA:INAもいま〜す

    
ハロ:ハロもいる

 
  弧鈴:ほぐっ

そんちゃん:うううぅぅぅぅ・・・・ここは・・・・
       ん?皆?何してるの?っていうか此処はどこ?


うめりんご:え?そんちゃん何いってんの?ワープの時、頭をどこかにぶつけた?

そんちゃん:いやっ、そういうわけじゃ・・・
       あ〜れ〜?私無人島でオムレツ開拓してて、そこで光る綺麗な石を見つけて・・・・・
       その後どうしたんだっけ?


    
ハロ:怪我しているわけじゃないみたいだし、
       いずれ記憶が戻るだろうからあまり気にすること無いよ。


   
パフェ:ねぇそんちゃん、此処が・・・・・そんちゃんが新しく作ったリーゾートホテル?
       内装がまるでダンジョンなんだけど・・・・。

そんちゃん:リーゾートホテル?何の話?私そんな事業広げてないけど

  
   INA:そんちゃん、此処の従業員の人がいるかもしれないから
       その人に聞いてみたら良いよ、とにかく進もう

うめりんご:ホテルって言うか・・・・・明かりの無い無骨な一本道・・・
       やっぱり此処どう見てもパフェ仔の言ったとおり、ダンジョンなんじゃ・・・・


  
まめ鋼:おかしいなぁ

そんちゃん:どうしたの?

  
まめ鋼:帰り道が無い

うめりんご:いよいよおかしいね、ねぇそんちゃん、何かたくらんでない?

そんちゃん:違うよ!

    
ハロ:このを道進んでいけばいいじゃないか。ほら皆立って。

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まめ鋼:長いね、もう五分は歩いてる

うめりんご:ねぇ、そんちゃん、無人島で開拓していた記憶まではあるんだよね?

そんちゃん:そう、それが一番新しい記憶。気が付いたらもう此処にいたって感じ

うめりんご:開拓することで建物が出来上がっていなかった?

そんちゃん:そうそう!オムレツを埋めていくごとに段々と大きな施設の土台が出来てきたんだ!

   
パフェ:で、その途中で光る石を見つけて

  
まめ鋼:以降記憶が途切れる・・・・・と・・・・

うめりんご:その石ってのが怪しいね


  
まめ鋼:うん、人を操る類のアイテムなのかもしれない

  
弧鈴:ほぐっ!! 

うめりんご:弧鈴さん、何か気が付いたことでもあるの?

   弧鈴:ほぐっほぐ〜い!ほぐ〜い!ほぐ〜い!


    
ハロ:何かのっぴきならない事態の様な身振りだけど、
       のろいが解けてから説明すればいいんじゃないかな?


  
   INA:みんな、何か見えてきた!

   
パフェ:コレって・・・・石碑?何か書いてある。なになに・・・

       “以降進みたければ台座の石に触れ、この館の主の名を答えよ。
        若しくは人一人の血を館に捧げよ”

うめりんご:正解を言うか誰か一人死ねば前へ進めるってこと?

  
まめ鋼:正解ってそんちゃんじゃないの?

そんちゃん:違うよ!私こんな建物知らないもん!って弧鈴さん何してるの?

    
ハロ:台座の石に触って・・・・まさか、知っているのか?

   
パフェ:弧鈴ちゃんいっけ〜!!!

  
弧鈴: ほぐ!!!  m∩っ `Д′)

<ガタン>

  
弧鈴: ほぐ〜〜〜〜〜〜〜〜イ

  
まめ鋼:バカヤロウ・・・無茶しやがって(つД`)゜:。

うめりんご:っていうかまだ・・・・なおってなかったんだ・・・・・・


<ガチャ>

    
ハロ:前の扉が開いたみたいだ

    
INA:一緒に誰か落ちる気が無いって言うなら進むしかないよ、
       このままここにいても事態が悪化するだけだし。

そんちゃん:それはそうだけど・・・・・・

うめりんご:一緒に下へ落ちるわけにも行かないし、INAさんの言うとおり此処は先へ進もう、
       下り階段になってるからもしかしたら一番下へ通じているかも。


   
パフェ:ねぇ鋼、皆さっきから冷たくない?

  
まめ鋼:確かに・・・少し皆おかしいな

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■海底洞窟 中層

   
 ハロ: はぁ・・・はぁ・・・・やっと終わった

    
INA: はぁ・・はぁ・・・上に登る度にこんなに盛大なパーティを開いてくれるとは・・・・

    
ハロ:あぁ、よほど歓迎されているらしい・・・・

    
INA:あ゛〜〜〜もうっ!、
       小休憩しているところ悪いんだけれど、新手が来たようだ、しかも次元違いの


    ハロ:あぁ、俺も肌でビリビリ感じるよ。
       コンチェ内でもなかなかお目にかかれない程の上玉だ

   弧鈴:ほぐ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い

    
INA:上からだ!!

    ハロ:構えろ!来るぞ!!


<ドカーン>

  
弧鈴:ほげぶっ!

    
ハロ:くっ、土煙が、

    
INA:ん?・・・・・・・あれってもしかして・・・・・(ーωー;)?

    ハロ:なっ・・・なんか人が、上半身だけ床にめり込んでて犬神家みたいになってる!!!Σ(゜Д゜;)

   
  INA:あの服装・・・・もしかして弧鈴さんじゃない?まずいっ、すぐ助けないと

INA&ハロ:せ〜のっ 

    
ハロ:ふんっ!

    
INA:うおおおおおおおおおおお

<スポンッ>

  
弧鈴:ぶはっ!!  ゲホッゲホッ! あっありがとう。

  
   INA:やっぱり弧鈴さん!

    
ハロ:どうしてこんなところに、他の皆は?

  
弧鈴:今の衝撃でようやく普通に喋れるようになった、ってあれ?
       何でハロさんとINAさんがここに?
       さっきまで一緒にいたのに先回りしたとか?


    ハロ:ん?何の話?


 
    INA:俺達船から落ちて一度も皆と合流できてないよ?

  
弧鈴:・・・そうか!二人ともやけに早く呪いが解けていたからおかしいと思ったら

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■ダンジョン??

<メール着信音>

うめりんご:ん、メール来た・・・・・・・弧鈴さんからだ!!

  
まめ鋼:無事だったか!

   
パフェ:よかった〜〜 ε(ーДー;)

そんちゃん:はやく内容教えて!

うめりんご:待って、今開くから。えぇ〜っと
       “そこにいるINAとハロは偽者だ。気をつ”

そんちゃん:うめりん!!

    
ハロ:喋りすぎだよ・・・

  
まめ鋼:お前ら・・・・

    
INA:まったく・・・どうやってあの落とし穴から生き延びれたんだか・・・

    
ハロ:本当は確実に一人ずつ始末していく予定だったがもういい

       がぁっ!! ・・・・なんだと・・・


うめりんご:うん、そこまで聞ければ、私ももう充分


   
パフェ:うめりん!

うめりんご:私の残像斬れたのがそんなに嬉しかった?

   
 ハロ:貴様・・・・

うめりんご:本人の口で言ってくれた以上、疑う余地も無いよね〜!!

       くっ!


   
  INA:残念、二度も同じ手は喰らわんよ! 死ねぇ!

  
まめ鋼:させるかぁ!!    

    
INA:うおぉぉっ! その体格で・・・・・・なんて威力・・・・

  
まめ鋼:お前は俺とやろうか、なぁINAもどき

    
INA:ふんっ、まぐれで一撃当てただけで、気が大きくなったのか?

うめりんご:じゃぁ私は手負いのあんたで我慢してあげる♪

    
ハロ:なめてくれるなあああああオイッ!!

ハロ&INA:ぐああぁぁぁ

  
 パフェ:二人とも〜私放置プレイされても楽しくないんだから構ってよ♪

そんちゃん:補給と回復は私に任せてみんな思いっきりやっちゃって!

まめ鋼・うめりんご・パフェ:行くぞ!!

うめりんご:だぁ!!

       ふっ!!


   
 ハロ:フンっ、恐ろしく速いが・・・・

うめりんご:はぁ!!


    
ハロ:正面から受ける分には少し軽いなぁ。
       つばぜり合いでこっちが力負けすると思ってるのか?ぬうううううん!!


うめりんご:そのまま・・・・動くなよ?


  
 パフェ:メテオストライク!

   
 ハロ:ぐぉ!!

うめりんご:スキありっ!


    
ハロ:がはっ!なんてコンビネーション・・・・

  
 パフェ:手負いから仕留めるなんて基本中の基本でしょ?

    
ハロ:おのれえええええええ

パフェ・うめりんご:とどめ!!

    
ハロ:まだだあああああ!!!!

うめりんご:くっ、このっ!往生際の悪い!


   
 ハロ: なっ!!

そんちゃん:あたしのこと完全に忘れてたでしょ?
       補給や回復するとは言ったけど補給と回復しかしないわけじゃないよ

    
ハロ:くそおおおおおおおおおおおお!!!

うめりんご・パフェ・そんちゃん:今度こそ!!


  
まめ鋼:やはりな

    
INA:ぐあぁぁ!

  
まめ鋼:当人らの強さとは程遠い・・・
       どうやって姿を似せているのかはわからないが、強さはまるで再現し切れていないな。


    
INA:これ程とは・・・・・残念だ、この姿では消化吸収してあげることは出来ないか

  
まめ鋼:終わりだ、胴体に別れの挨拶をしろ  フッ!!


   
パフェ:あれ〜?鋼一人で片付けちゃったの?

うめりんご:ひどい、私なんてパフェ仔とそんちゃんに横からつまみ食いされてたのに

  
 パフェ:何その言い方wwwww

そんちゃん:はいはい、皆並んで、応急手当するから、MPも事前に回復させておいてね

パフェ・まめ鋼・うめりんご: は〜い

そんちゃん:そうだ、弧鈴さんと連絡取らなきゃ、偽者始末したよって。
       手当てしている間誰かやってくれる?


うめりんご:あ、了解


  
まめ鋼:そうか、何で弧鈴ちゃんがあの二人が偽者だってわかったのかわかったよ

   
パフェ:私も戦いが終わって落ち着いてきた今の頭ならわかる。

そんちゃん:落とし穴に落ちた先に二人がいたんだろうね

  
まめ鋼:そうそう、

  
 パフェ:でもさぁ〜私他にも一つ疑問があるんだ・・・・

  
まめ鋼:何の話?

   
パフェ:弧鈴ちゃんが落とし穴に落ちる時
       みんなあわてていたからうやむやになっちゃったけど、
       弧鈴ちゃん、最初の石碑の“館の主の名前”明らかに知っている風だった。

そんちゃん:確かに・・・・あの時は“ほぐ”としか言えなかったから落ちちゃったけど
       弧鈴さんこのダンジョンのことしっているのかも。

       うめりん、そのことに関してもメールで送って


うめりんご:わかった、なるべく速く合流したいね


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■海底洞窟 上層

  
弧鈴:ふっ!

    
INA:ふぅ〜終わった。やっぱり一人増えるだけでもぜんぜん違うね

  
弧鈴:まぁ俺、首が痛いってことを除けば
       二人と比べるとまだ余力がずいぶん残ってるからね

    
ハロ:このペースならいずれ上の皆とも合流できそうだ

    
INA:あぁ、弧鈴さんが来るまでは闇雲に登っていたも同然だったけど
       弧鈴さんが落ちてきたってことは下から登っていけば
       同じところにつけるってわかったしね。


<メール着信音>

  
弧鈴:おっ、メール来た、梅りんからだ・・・・・・・・・・・・・・・・

       
なるほどやはりこの質問してくるよな・・・・

    
ハロ:ん?何の話?

  
弧鈴:俺このダンジョンに少し心当たりがあるんだ。
       メール返信しつつ、少しこの話をしよう

       俺がこの世界に来る前、つまり俺が生まれた世界の話なんだけれど・・・・
       その世界には珍しい生き物がいたんだ。
       と言っても見た目はただの石なんだけれど、
       それに人間が触れるとその人間の欲望の大きさに準じた規模のダンジョンが出来上がるんだ。
       そのダンジョンの中には多くの宝が眠っているが、モンスターも多く出現してね、
       多くの命知らずの猛者が挑戦していくんだよ。

うめりんご:ダンジョンはその中で命を落とした挑戦者達の命を吸うが、
       それでも中の宝に目がくらんだ人たちはダンジョンに挑戦し続ける。
       もっとも中には宝をごっそりとって生きて帰ってこれるものもいるから
       帰ってそのダンジョンの知名度は上がる。

そんちゃん:じゃぁ、私が開拓の際に触っちゃったあの石って

   
パフェ:そんちゃんはそいつに操られて皆を此処に勧誘したってわけか

  
まめ鋼:確かにクエストだというより私のリゾートだと言ったほうがコルチェメンバーは大勢集まる。

  
弧鈴:充分に人の魂を吸い取ったダンジョンは新たな石を生んで世界中にそれを撒き散らす。
       おそらくそのうちの一個がこの世界に来たんじゃないかな。

    
INA:そして無人島で開拓をしていたそんちゃんが偶然それを見つけてしまったわけか・・・・・

そんちゃん:私・・・・なんてことを

   
パフェ:ありがとうそんちゃん。

そんちゃん:え?

   パフェ:この世界でこんな経験できるのって私達だけじゃない。
       それに、私達皆強いんだから、お宝なんて根こそぎ持って帰ってやればいいんだよ!


  
まめ鋼:そうそう、コレで何度目かもわからないけど

うめりんご:誘ってくれてありがと^^

そんちゃん:みんな・・・・・・

   
 ハロ:ありがたい・・・・・この先にはお宝が眠ってるんだろ?

    
INA:上の皆より先についてみせるってのも面白いとおもわない?

  
弧鈴:俺最近盗賊に転職したばかりだけど、盗賊の血が騒ぐわ〜

そんちゃん:みんな・・・進もう、そんでお宝根こそぎ持ち帰ってやればいいんだ!!!

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■不思議のダンジョン

そんちゃん:階段降りたはいいけど・・・この部屋結構狭いね

  
まめ鋼:あるのは下りの階段と扉だけか・・・・

 
  パフェ:うぅぅ・・・・・この階段のほうから凄く臭いがする(><)

<カツンカツン>

  
まめ鋼:むっ、誰か上がってくる

うめりんご:もっしも〜し!!


弧鈴・ハロ・INA:お〜〜〜〜い!!

うめりんご:やっぱり!!あの三人だ! 

  
弧鈴:みんな!

    
INA:会えてよかった!

   
 ハロ:俺・・・・もう・・・・よかった・・・・

  
 パフェ:この臭いは磯臭さだったのか・・・・海底洞窟からのルートもあったんだね

    
ハロ:もおおおお!!コッチはホンット大変だったんだから!!
       階段登るたびにカニとこうもりのよさこい祭りだよホントに!!


  
まめ鋼:なるほど、道理で道中すんなり通れたと思った。

そんちゃん:モンスターというモンスター全部三人が引き受けてくれたんだね

うめりんご:私達は偽INAと偽ハロ以外モンスターらしいモンスターいなかったものね


    
INA:四人とも登り階段から降りてきたってことは

  
弧鈴:進行方向はこの扉か・・・・よし、早速開けよう

<ギィィィ>

   
パフェ:暗いけど声が結構響くね、

    
INA:この空間どれだけ広いんだろう

<照明の付く音>

    全員:うわっ

うめりんご:あれ?・・・・・・・あそこに立っている人って

  
弧鈴:あれって・・・・・・・そんちゃん

そんちゃん2:皆様ようこそお越しくださいました^^
        このダンジョンを作らせていただいた者です。

        名前はありません。誰もくれませんし。

        この人間の声と姿を借りて皆さんとお話させていただいております。

  
まめ鋼:じゃぁ・・・・・こっちのそんちゃんは

 
  パフェ:消えちゃった・・・・

そんちゃん2:私の分身ですよ。

        不躾とは思いましたが、このダンジョンは私の体内と同じですので
        皆さんの話も聞かせていただきました。

        どうやら皆さんは私がどのようなモノなのかをご存知の様子。
        ならば此処から出るにはどうすればいいかお分かりでしょう?


   
 ハロ:お前を倒すか、俺達が死んで死体になるかだろ?

そんちゃん2:はい、
        皆様大所帯ですので、まとめて始末するために
        少し広い部屋をご用意させていただきました。

        私も死にたくないのでね、

        皆さんの言う“そん・・・ちゃん?”彼女の肉体があれば
        またあなた方のような人間を招き寄せることが出来るのでしょう?

        皆さんは非常に強力な魂をお持ちだ、さぞ滋養によいことでしょう。


  
まめ鋼:待てよ、本物はどうした

そんちゃん2:はて?


  
まめ鋼:お前が乗っ取ったそんちゃん本人だよ

そんちゃん2:私ですよ

    
INA:お前を倒さなければそんちゃんは開放されないか、
       ますます此処で死ぬわけにはいかなくなったな


そんちゃん2:私としてはこの人間は非常に居心地がいい。

        ご存知なんでしょう?
        ダンジョンの規模は乗っ取られた人間の欲望の規模に準じると

        彼女のおかげで中々大規模で入り組んだ内装でね、私も気に入っているのですよ。

        そういうわけで・・・・いただきます!! 

うめりんご:凄い・・・・ヤツが無意識に垂れ流している魔力だけで意識が・・遠のきそう

  
弧鈴:でもこいつなんとかしないと俺達が死ぬだけじゃなく
       そんちゃんの肉体を使われて今後も多くの犠牲者が出るんだぞ!


  
まめ鋼:俺の戦力分析いわく〜・・・・さっきの偽INAを10とするなら・・・
       こいつ1万余裕で振り切ってる、でこピンでナクゥバの頭部吹き飛ばせるレベルだわ


   
パフェ:そこっ!ネガティブ発言しない!!強い敵と戦う時を思い出して!
       お互いの役割分担をきちっと・・・・・・


そんちゃん2:まずは・・・そう、お前だな

   
パフェ:え?

       きゃああああああ!!


そんちゃん2:ん〜?


   パフェ:鋼!INAさん!!

   
  INA:あ゛あ゛あ゛・・・・効くなぁ・・・

  
まめ鋼:そう・・・・何発も耐えられそうに無いが・・・ガードは俺達が引き受ける!

そんちゃん2:そんなことをしても残りの寿命が

弧鈴・ハロ・うめりんご:遅い!!

  
弧鈴:どうだ!?

うめりんご:完璧に入ったはず!

そんちゃん2:ふぅ・・・・みんな可愛いなぁ^^

        戦いじゃぁあるまいし、コレは食事なんだから、活きがいいのはと〜て〜もいいことだ^^

        私の一部となれ!!!!!!!!!!


   
 ハロ:まずいくるぞおおおお!!

まめ鋼・INA:うおおおおおおおお!!

   
  INA:みんな・・・ごめん・・・・・

  
まめ鋼:ごめん・・・・俺・・・・・此処までだわ

  
 パフェ:そんな・・・・リヴァイ

うめりんご:危ないっ!!

       フゥ〜ギリギリ!!


そんちゃん2:残念、とっとと止め刺そうと思ったのに

ハロ・弧鈴:スキあり!!!

  
弧鈴:ハロさん止まるな、このまま畳み掛ける!

    
ハロ:わかってる!!うおおおおりゃあああ!!!

 
  弧鈴:パフェ仔!今のうちに二人を回復させろ!!オラオラオラァァァ!!

  
 パフェ:もうやってる!!

そんちゃん2:まったく〜鬱陶しいなさっきから・・・うっ・・・・・・ぐっぐうううううううう

うめりんご:何?

    
ハロ:苦しんでる・・・・・のか?

そんちゃん2:止めろ・・・・出てくるな・・・・・うああああああああああ

そんちゃん:ハァハァハァ・・・・・・・

弧鈴・ハロ・うめりんご:そんちゃん!

そんちゃん:ハァハァハァ・・・・やっと・・・出られた〜;

そんちゃん2:しまった・・・・・・
        遊んでいたせいでお前に対する支配をおろそかにしてしまったか・・・・・・

そんちゃん:私も・・・お前を通じて外の世界を見ていたけれど・・・・
       私の仲間達を好き放題やってくれたわね!


そんちゃん2:まぁいい、こいつらと一緒にまた食べればいいだけのこと。

        どれ、改めて“いただきま〜す!!”

そんちゃん:気が付いてないの?破あああ!!!

そんちゃん2:ばかな・・・相殺しただと?

そんちゃん:お前の力・・・いくらか奪い取ってやったわ。

       お前は養分を蓄えたら石を力ごと分裂させてその子孫を世界中に撒き散らすんでしょ?
       お前の力、中にいる人にとっては抜き取りやすいよ。

       どれ、 もういっぱああああつ!!!


そんちゃん2:人の力で調子に乗るなあああ!



  
 パフェ:鋼!INAさん!よかった!気が付いたんだね!!

    
INA:別に死んだわけじゃない、体力さえ回復してくれればいいんだ

  
まめ鋼:此処で死ぬとヤツに魂喰われるんだからな、
       もっとも、おかげで俺達二人ともブレイズマックスだけどなあああああああ!!!


    
INA:さぁ、ここからは俺達も攻撃に転じようか! ハァッ!!

そんちゃん:みんな、いくよっ!

そんちゃん2:まずい・・・・・・・・・このままでは・・・・私は子供を埋めないじゃないか・・・・

そんちゃん:そんな機会は未来永劫来ない

    
ハロ:全員タイミングを合わせろ

  
 パフェ:準備OK♪

 
  弧鈴:不思議だ。今はまったく負ける気がしない。

うめりんご:この状態の7コンボでダメージいくら出るのか、試してやる!

    全員:吹っ飛べ!!!

そんちゃん2:止めろおおおおおおおおおおおお!!!!!!

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■海の上

そんちゃん:ねぇねぇ!このアメジスト!
       コレ一体ランクいくつくらいだろ??
       私のコブシと同じくらいの大きさあるよ!!


   
パフェ:私のパールなんてボーリングの玉ぐらいあるよ!!

うめりんご:金の延べ棒持って来過ぎちゃったかなwwwww
       明らかに船傾いてるんだけどwwwww


パフェ・うめりんご・そんちゃん:あははは


    
ハロ:だからっ!何で俺だけで漕いでんだよ!!

  
まめ鋼:だからっ俺手届かないんだって

   
  INA:見てよこの繊細なレース、戦利品の中でも結構これ気に入ってるんだよね〜♪

  
弧鈴:う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛っぷ


そんちゃん:こうして異世界から来たダンジョンは私達の手によって姿を消しました。
       多くの財宝を私達の手に残して


    
ハロ:ちなみに、最下層に眠っていたお宝を根こそぎ持って外へ出ると
       そんちゃん仕込みのダンジョンは跡形も泣く消えてなくなっていった。


   
  INA:こんな経験が出来るのであれば
       いっそもっとたくさんのコルチェメンバーに来て欲しかったとも思いつつ


  
まめ鋼:各々充実したバカンスを過ごすことができたと思う

うめりんご:ちょくちょくこんな騒動が起こりながらも
       私達は同じ場所、同じ時間を同じように過ごしていく。


   
パフェ:このお話は私達コルチェの物語のホンの一部

       お楽しみいただけましたか?


  
弧鈴:次のお話はまた作者の気が向いた時に・・・・・・

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INA:ちょっと!うめりん!!そこっ!!そこ!!

   
パフェ:いやあああああ!!水が!水が入ってきてる!!

そんちゃん:まさか!重すぎて浸水?

    
ハロ:だ〜か〜ら〜!金の延べ棒は置いていけって言ったろ!

うめりんご:コレぐらいの重さなら余裕とか言ってたのハロさんでしょ!!


  
弧鈴:も゛う゛駄目えええええ+@:;。・−#$%!)  ←吐

  
まめ鋼:上から滝っ  ぎゃあああああああああああああ!!!

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●脚本家コメント●

みんなあああ〜〜〜!!  俺やでっ!!Σd(・Д′・)  ←FUJIWARAの原西調

どうも、アンリ=マユです。今回、私が脚本を手がけた第二作目となるボイスドラマ
“異世界から来たダンジョン”いかがでしたでしょうか?
 二作目を作るにあたって真っ先に思い浮かんだのは
“別の作品のお話をコンチェの世界でやりたい”ことでした。

しかし、1作目を通じて一つ学んだことの中に
「キャラを設定してもそのキャラに相応しいと自分で思っている人が演じてくれるとは限らない」
というものがあり、ではまず出演者から決め、その人に応じたキャラ作りをするという作戦をとりました。
しかし、人数が多くなると初めて聞く名前では誰がどんな人物なのかすぐ把握できるとは限らず、
そこで「本人役で出演してもらえば誰が誰でどんな人間か声だけですぐ判別できるのでは?」
と思うようになり、思い切って出演してくれた方々にそのまま同じ名前をつけて演じてもらうことにしました。
まぁ演じるというか、素のままでいい人も多分にいたかとは思いますが・・・

肝心の“別作品のお話”のことですが
話を聴きながらわかった方もいらっしゃるかと思いますが、このダンジョンを生み出す生物、
元ネタは プレイステーションソフト:スクウェアエニックスが開発したチョコボの不思議なダンジョン です。
そこでは紫水晶が人間を取り込み、人間の欲望の大きさに応じた規模のダンジョンを形成し、
宝をエサに人間をおびき寄せ殺して養分にしていくと言う物語であり
ダンジョンを探検していく一話限りのお話としてはかなり手頃に話を作り出せるものとして
話の骨格はみるみる出来上がっていきました。


時間がかかったと言えばどちらかと言うと出演者の方々のキャラ立てのほうであり、
作り上げたストーリーを進めていく上で誰と誰をどう絡ませるか、どんなふうにヨゴすか
どこまでよごすか、話の筋と比べるとセリフを思案するために使った時間はおそらく十倍以上あったかと思います。
中にはもちろん、こんなの自分のキャラじゃないと思った方もいらっしゃるとは思いますが 
(特に弧鈴さんの抗議は受け付けるがINAさんの抗議は一切受け付けない)
“わかりやすいキャラ立て”を持っている人間は非常にいじり易く、
また笑いもとりやすいものでありどうかご容赦頂きたく思います。


ちなみに次回作の予定ですが・・・・・まずい、この場で書くに値しないほど何も考えていない;
少なくとも年が明けてからになるかと思いますが、一作目、二作目を踏まえてより改善して
よりよいものを作っていこうと思います。ご静聴、ありがとうございました。



   〜編集後記〜

今回のドラマは今までと違って、説明的なセリフがほぼないという物でした。
なので今まで以上に効果音が重要で、効果音でも演技をするつもりで編集をしました。

それから、冒頭の部分とエンディングでメインの会話とは別に後ろでも会話が聞こえるというシーンの編集も苦労しました。

今までにない新しい編集を今回もさせて頂いて、また一歩前進出来たように思います。

台本を書いてくれたアンリさん、出演してくださったキャストの皆さん、
そしてドラマを聴いてくださった皆さん、ありがとうございました(*- -)(*_ _)ペコリ